飯山市の冬を彩る一大イベント「第36回いいやま雪まつり」(市民協議会主催)が10日、市城北グラウンドを主会場に2日間の日程で始まった。緊張が続く北朝鮮情勢などの世相を映した雪像が登場。住民による手作りの力作を、大勢の観光客らが観賞した。
城北グラウンド隣の駐車場には、雪像12体が並んだ。飯山高校(飯山市)美術部は、北朝鮮の金正恩・朝鮮労働党委員長、米国のトランプ大統領をかたどった雪像を作り、来場者の注目をひときわ集めた。NHK大河ドラマ「西郷(せご)どん」の主人公西郷隆盛や、今年の干支(えと)、戌(いぬ)にちなんだこま犬をテーマにした作品もあった。
吹奏楽サークルのスキー旅行で市内の斑尾高原を訪れている慶応義塾大2年、原田浩平さん(20)=横浜市=は「地域住民が手作りで盛り上げているのがいい」と話し、盛んにシャッターを切っていた。
11日は午前10時〜午後3時に開く。