寒風が吹く中、曳船木遣り音頭を歌う会員=小松市安宅町

寒風が吹く中、曳船木遣り音頭を歌う会員=小松市安宅町

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寒風に木遣り音頭響く 小松の曳船保存会が稽古

北國新聞(2018年2月12日)

 小松市安宅町の曳船(ひきぶね)保存会は11日、同町の梯川河口付近で寒稽古を行った。会員は身を切るような冷たい潮風に耐えながら曳船木(き)遣(や)り音頭を海に響かせ、9月の安宅まつりの成功を願った。
 法被をまとった会員12人が安宅海岸近くの護岸に並び、寒風が吹きすさび、時折雪が舞う中、太鼓の音に合わせて声を張り上げた。
 保存会は安宅まつりで曳船を巡行し、木遣り音頭を披露する神事を継承している。会によると、寒稽古は冬季に練習の機会を設けようと7年前に始まった。例年は海岸で行うが、今年は大雪のため河口近くに場所を移した。
 会では、若手を中心に昨年10月から月1回の定期練習を始めており、橋本紀之会長は「若い衆のやる気が高まっている。まつりに向けて歌声を鍛えてくれるだろう」と話した。

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