県オリエンテーリング協会(事務局・松本市)は2018年度、長野、松本、上田の3市を結ぶ「信州三都ウルトラオリエンテーリング」を開く。これまで長野―松本間、松本―上田間の大会を開いてきたが、上田―長野間も加え、「三都」としてアピール。より幅広く関心を集める狙いで、インバウンド(海外誘客)にもつなげたい考えだ。
コースは総距離約160キロ。4月に上田城跡公園(上田市)から善光寺(長野市)の約50キロ、5月に善光寺から松本城(松本市)の約60キロ、10月に松本城から上田城跡公園の約50キロで行う。3市や各市の観光団体が共催。3コースの合計タイムで「シリーズチャンピオン」を決め、全て完走した人には記念品を贈る。
13日、大会関係者の会合が長野市であった。既に参加者を募集しており、12日までに延べ40人の申し込みがあったとした。協会理事長の木村佳司さん(55)=松本市=は「信州の広さを実感してもらえる大会にしたい」と話した。
ウルトラオリエンテーリングは、15年の善光寺御開帳に合わせて松本城―善光寺間で始め、17年10月までに計5回開催。地図を見ながら旧街道をたどり、地域の人との触れ合いや史跡などを楽しみながら歩いたり走ったりする。問い合わせは県オリエンテーリング協会事務局(電話080・1355・0375)へ。