優美な所作を見せる県民謡越中八尾おわら保存会

優美な所作を見せる県民謡越中八尾おわら保存会

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県内民謡が優美に競演 越中八尾冬浪漫

北日本新聞(2018年2月18日)

 富山市八尾町中心部で開かれている「越中八尾冬浪漫(ろまん)」のメインイベント「民謡セッション」が17日、同市八尾町上新町の越中八尾観光会館であり、地元の「越中おわら」と「八尾曳山(ひきやま)囃子(ばやし)」が、五箇山民謡の「麦屋節」と競演した。

 曳山を伝承する6町から諏訪町が出演。太鼓が奏でる重厚なリズムに、三味線と笛の旋律を重ね、古式ゆかしい音色を響かせた。県民謡越中八尾おわら保存会は、哀調を帯びた胡弓(こきゅう)と三味線の音色に味わい深い唄を乗せ、踊り手が優美に舞った。越中五箇山麦屋節保存会は、軽快なリズムに合わせ、すげがさを巧みに操りながら、きびきびとした所作を見せた。

 ステージに先立ち、越中八尾観光協会の杉山峰夫会長が「日本の最高峰の民謡がそろう。冬浪漫をきっかけに多くの人に八尾に来てもらいたい」とあいさつし、臼田北日本新聞社常務が祝辞を述べた。

 地元の食が集まる「ふるさと屋台村」、曳山の模型で構造を解説する「みんなの曳山教室」なども行った。

 冬浪漫は25日まで。民謡セッションは18日も行い、越中おわらと八尾曳山囃子、こきりこが競演する。期間中は、おわらを楽しめる「風の盆ステージ」と禅寺坂周辺のライトアップもある。北日本新聞社共催。問い合わせは越中八尾観光協会、電話076(454)5138。

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