小諸市の中心市街地で17日、商家や民家に伝わるひな人形などをそれぞれの場所で飾る「北国街道小諸宿のお人形さんめぐり」(実行委員会主催)が始まった。町並みを生かし、伝統文化を継承していこうと始まり14回目。約100軒が参加し、街に彩りを添えている。3月4日まで。
健速(たけはや)会館でオープニング式典があり、実行委員長の依田さおりさん(51)は「大勢の皆さまが訪ねてくださり、小諸市の活性化に一役買えれば幸い」とあいさつした。女性グループがコカリナを演奏し、同市坂の上小学校の子どもたちが校歌を披露した。
「北国街道ほんまち町屋館」では、ひな壇に人形が並び、天井からは色とりどりのつるしびなが下がっている。
今年は中心市街地の4カ所に隠された梅やウグイスなどの形をしたつるしびなを見つけ、それぞれに添えられた文字を並べてキーワードを当てる景品付きの催し(参加料千円)を初めて企画した。3月3日午後1時20分ごろからは、わら馬を引きながら無病息災などを祈って歩く「わら馬パレード」を行う。問い合わせはほんまち町屋館(電話0267・25・2770)へ。