24、25の両日に入善町のうるおい館前特設会場を中心に開かれる「第18回入善ラーメンまつり」に向け、町商工会青年部員やOBでつくる合同会社・善商は入善牡蠣(かき)ラーメンの試作を重ねている。スープやトッピングの食材にこだわり、カキのうま味を引き立てる上品な一杯を目指す。
まつりは入善町商工会(扇原紀昭会長)が毎年主催する冬の一大イベント。今回は東京の有名店や初出店を含め28店舗がテントを構える。
善商は入善沖の海洋深層水で仕込んだカキを使った牡蠣ラーメンを毎年販売し、人気を集めている。今年はカキのだし汁に合う地場産のショウガやネギを加え、味そのものに変化をつける。19日はうるおい館調理室で試作を行い、スープの濃さなどを確認した。
さらに、地元のみそを用いた入善ブラウンラーメンも改良。エビ油を入れることで、一層コクが増すという。2日間でそれぞれ500食を用意する。浜田雅弘代表社員(40)らメンバーは「イベント限定なので多くの人に足を運んでもらい、ぜひ味わってほしい」と話している。
24日は午前10時~午後4時、25日は午前9時半~午後3時半で、第3回全国絶品スイーツ祭を同時開催する。あいの風とやま鉄道滑川~石動各駅から入善駅までの往復運賃を両日に限り千円とする。北日本新聞社共催。