須坂市や須坂商工会議所などでつくる信州須坂フルーツ発泡酒協議会は19日、会合を開き、市産のリンゴを使って造ったフルーツ発泡酒の商品名を「信州須坂フルーツエール」に決めた。ラベルのデザインも決定。2017年度の国の地方創生推進交付金を使い、同市豊丘の醸造所に瓶詰め機1基を整備し、早ければ3月から瓶詰め商品の生産を始める。
フルーツ発泡酒は、アルコール度数3%、果汁30%で、ほのかなリンゴの甘みが特徴。協議会は昨年10月から、たる詰めで市内の飲食店や温泉旅館で販売を始めた。当初は2カ所だったが、現在は市内外のホテルや飲食店など14カ所に増加。今後は瓶詰め商品も販売し、取扱店舗を増やす。
ラベルは都内の業者に委託してデザイン。醸造所から見える風景をイメージし、北信五岳の稜線(りょうせん)などを表した。瓶詰め機は1時間で330ミリリットルの商品を250本製造できる。協議会は3月12日に商談会を開いて市内外の業者や店舗などに取り扱いを求める。価格は商談会で発表する。
協議会事務局の市産業連携開発課は「瓶なら取り扱うという業者もいる。取扱店舗を増やし、須坂のフルーツ発泡酒をPRしたい」とする。商談会は市シルキーホールで午後2〜4時。入場無料で、一般も参加できる。参加申し込みは3月9日まで。問い合わせは同課(電話026・248・9033)へ。