長野市北長池のエムウェーブで24日、「第18回氷の彫刻展」が2日間の日程で始まった。氷の塊を削って作られた14点の彫刻が青やピンクの光でライトアップされ、会場は幻想的な雰囲気に包まれた。大勢の家族連れでにぎわった。
エムウェーブ運営会社や信濃毎日新聞社などでつくる実行委員会の主催。長野冬季五輪・パラリンピック20周年記念として、長野市など五輪開催の市町村などでつくる20周年記念事業実行委が共催した。
彫刻は、クジャクのような鳥が空に向かって羽ばたく様子や和服姿で踊る女性などを題材にしている。大きな作品は高さ約3メートルにもなる。依頼を受けた県内や新潟、群馬県の料理人が23日午後から、氷柱を積み重ねた塊をチェーンソーやナイフで削って作った。
エムウェーブでスケートも楽しんだ長野市富竹の会社員小林武弘さん(34)は「長野五輪の時は中学生でした。あの時の感動を思い出します」と彫刻をしみじみ眺めていた。
25日は午前10時〜午後6時。入場無料。会場では地元ダンスグループの演技披露や飲食店の出店もある。