氷見市仏生寺の脇之谷内(わきのやち)集落で地場産キムチの特産化に取り組む女性グループが、動画投稿サイト「ユーチューブ」で活動をPRしている。「合計年齢487歳」という6人によるユーモラスな内容で、製作した市地域おこし協力隊の稲垣信志さん(48)は「動画を通して脇之谷内の名前を広く知ってもらいたい」と話している。
脇之谷内集落では2016年から、地元の里山づくり実行委員会が地元で収穫した白菜や大根を使ったキムチ作りに取り組んでいる。集落の女性グループが無添加で手作りしており、ことしも漬け込みやパック詰めの作業が忙しい時期に入っている。
動画は50秒の長さで、キムチ作りに携わる人々を身近に感じてもらい、地区のPRにつなげようと、稲垣さんが2月下旬に製作した。題名は「WAKINOYACHI BABA RAP」。ラップ風の音楽に合わせて女性たちがポーズを取り、「味よし・人よし・笑顔よし」などと楽しげにPRしている。
26日は集落にある実行委の事務所で、女性たちがパック詰めの作業をしながら初めて動画を見た。出演した荒木さち子さん(81)は「撮影中は緊張したが、すてきな内容に仕上がって安心」と話した。
脇之谷内産のキムチは、ひみ番屋街の「みのりの番屋」などで販売している。