ひみ番屋街(氷見市北大町)を運営する氷見まちづくり(寺下利宏社長)は3月1日、直営店「浜焼き屋台かぶすや」を同所内にオープンさせる。旬に合わせたさまざまなメニューを提供し、氷見の魚食文化の発信につなげる。
番屋街「東の番屋」で空きスペースとなっていた約40平方メートルで開店する。立ち食い形式のカウンターやテーブルを設け、収容人数は約30人。
氷見には有名な寒ブリ以外にも多彩な魚種があり、旬の食材を地元ならではの調理法でリーズナブルに提供する。中島忠志店長は「父親が作ってくれたような氷見本来の味を出したい」と話す。
27日にプレオープンし、豊漁が続くマイワシの姿焼きや有馬煮、かぶす汁などのメニューが並んだ。
金沢市から訪れた60代の男性は「地物のイワシがおいしい。ブリのホルモン煮も珍しかった」と話した。氷見まちづくりでは、番屋街内の鮮魚店との相乗効果も期待している。店では北陸の地酒なども提供する。
28日もプレオープンで午前11時~午後2時に営業。1日以降は平日午前10時~午後4時、土日祝日は午前9時~午後5時に営業する。