今年の能登立国１３００年を記念し、輪島市の官民で結成した「能登半島輪島わのしま食楽部（くらぶ）」は４月１日から、９店舗で税込み１３００円の限定メニューを提供する「わじま食めぐり」を始める。市内で水揚げされるフグ「輪島ふぐ」の料理や干物を手頃な価格で提供し、観光客や地元住民に昼、夜問わずに各店を巡ってもらう。
　５日は河井町の朝市通りにある「のと×能登」で、各店の１３００円メニューが発表された。
　輪島ふぐのアヒージョとドリンクのセット、輪島ふぐの天ぷらや煮物を詰めた「能登の國弁当」、能登牛（うし）の肉みそと能登豚、輪島ふぐを一緒に味わえる丼などで、予約が必要な店もある。９店中２店は朝市の露店で、輪島ふぐの一夜干しをセットで販売する。
　わのしま食楽部には、飲食店や宿泊施設４８カ所が加盟しており、１３００円メニューを提供する店がさらに増える可能性もある。注文した客には、輪島沖の海水で作った「能登の國海塩」が記念に贈られる。１３００円メニューは１２月末まで。
　提供する店は次の通り。
　カフェバル・アグラディート、朝市さかば、川端旅館、のと×能登、ビューサンセット、細道商店、美喜寿司、南谷良枝商店、やぶ新橋店