輪島市河井町の重蔵神社の県無形民俗文化財「如月(きさらぎ)祭」の神事の一つ、蟇目(ひきめ)式が6日、同町内で行われ、神職が今年の恵方である北に向けて矢を放ち、町の繁栄を祈願した。
今年の如月祭りは、1970(昭和45)年度生まれの28人で結成した男衆「庚辛戌亥会(かのえかのといぬいかい)」が奉仕に当たり、蟇目式は1日からご神体を迎えている細川英邦会長(47)宅の前で行われた。
能門重矩(のとしげのり)宮司が東西南北の空に矢を射るしぐさを見せて邪気をはらった後、北に放った。会員らは祝い唄の伊勢音頭などを唱和した。