輪島塗の沈金パネルの完成を喜ぶ6年生=輪島市河井小

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40人で沈金パネル 輪島・河井小6年生が卒業制作

北國新聞(2018年3月10日)

 輪島市河井小の6年生40人が卒業制作として手掛けた輪島塗の沈金パネルが9日、完成した。「桜華(おうか)に舞う」と題して、運動会、合唱コンクールなど学校行事の思い出を桜の花と共に描いた。役割分担して作った25枚のパネルを合わせた縦120センチ、横165センチの大作で、16日の卒業式で全校児童や保護者に披露する。
 6年生は同校OBの沈金師、前古(ぜんこ)孝人さん(58)の指導を受け、昨年12月から制作を始めた。デザインは児童が話し合って決め、彫刻刀で彫った溝に、漆を接着剤にして金粉や色粉をすり込んだ。
 児童らは「花びらの色にこだわり、納得できる作品になった」「40人の力で、きれいに仕上がった」などと感想を発表した。
 河井小では6年生が沈金パネルを共同制作する伝統があり、今回で37作目となった。これまでの作品は校内に展示されている。

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