帰ってきてね―。泳ぎだす稚魚を子どもたちが見つめた

帰ってきてね―。泳ぎだす稚魚を子どもたちが見つめた

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長野市の裾花川でサケの稚魚放流「帰ってきてね」

信濃毎日新聞(2018年3月11日)

 東北信地方の小学生ら約60人が10日、長野市の裾花川でサケの稚魚を放流した。身近にある川など自然への理解を深めてもらう狙いで、子どもたちはいつか大きくなって戻ってくることを願いながら、4〜5センチに育った稚魚約5千匹を水面に放した。

 日本財団(東京)が進める「海と日本プロジェクト」の一環で、信濃毎日新聞社などでつくる実行委員会が主催。

 NPO法人新潟水辺の会(新潟市)の会員らが、採卵からふ化までの過程などを説明した後、子どもたちは川岸へ。しゃがみ込んでバケツをゆっくり傾け、「いってらっしゃい」「帰ってきてね」と稚魚に声を掛けていた。

 同会によると、稚魚は裾花川から千曲川、信濃川を経て日本海へと下り、放流から3〜4年で遡上(そじょう)するという。

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