23日開幕の第90回記念選抜高校野球大会に13年ぶりに出場する星稜ナインは18日、甲子園球場で練習に臨んだ。選手たちははつらつとした動きでグラウンドの感触や球場の雰囲気を確かめ、「春の甲子園」のこれまでの最高である8強の壁突破へ闘志を新たにした。
選手は元気よくグラウンドに駆け出し、ノック、打撃、投球の練習に30分間汗を流した。林和成監督は、守備を課題に挙げながら「投手陣にはかなり自信がある」と語った。
1年時に夏の甲子園を経験しているエースの竹谷理央主将(3年)は「マウンドは投げやすい」と話し、最速146キロの右腕・奥川恭伸選手(2年)は「この大会は通過点で、良い経験を積みたい」と、チーム目標の最低2勝、その先の優勝を目指して気合を入れた。
大会には石川勢が24年ぶりに2校同時に出場する。もう一つの出場校、航空石川は20日に甲子園練習を行う。