黒部市はJR黒部宇奈月温泉駅に隣接する市地域観光ギャラリーの展示を変更し、20日、同ギャラリーで公開セレモニーを開いた。立山黒部ジオパークの拠点施設として、同ジオパークの魅力が一目で分かるフォトスポットなどの展示物がお目見えした。
同ギャラリー2階にあった旧宇奈月町出身の洋画家、戸出喜信さんの絵画「黒部川」を宇奈月国際会館セレネに移設し、空いたスペースに同ジオパークに関するコーナーを設置した。フォトスポットは富山湾や黒部川、北アルプスの山々などが描かれた複数のパネルと壁面で構成。パネルと壁の間に立って写真を撮影することができる。同ジオパークの特徴やお薦めのコースを紹介するパネルもある。
このほか、地下にキッズコーナーを設け、2階の休憩・展望コーナーを拡充した。
セレモニーでは、堀内康男市長と伊東景治市議会議長、立山黒部ジオパーク協会の中尾哲雄会長、国香正稔市教育長がテープカットし、荻生保育所(吉松博子所長)の年中児18人が歌と踊りを披露した。堀内市長が「ギャラリーを拠点に県東部の魅力を強く発信していきたい」とあいさつし、伊東議長と中尾会長が祝辞を述べた。