咲き競う鮮やかなツバキに見入る来場者=いのくち椿館

咲き競う鮮やかなツバキに見入る来場者=いのくち椿館

富山県 砺波・南砺・五箇山 花・紅葉

南砺いのくち椿まつり開幕 350種1000点咲き誇る

北日本新聞(2018年3月25日)

 南砺市に春の訪れを告げる「南砺いのくち椿まつり」が24日、同市宮後のいのくち椿館周辺で始まり、地元愛好家らが丹精込めて育てた鉢植えや、海外の原種など約350種千点が多彩な魅力を発信している。25日まで。

 愛好者の鉢植えコーナーには、赤や白、ピンクなど色とりどりの花が咲き誇る。花びらの縁に入った赤い線、濃淡の赤の色彩など、それぞれの特色が目を引く。原種ツバキの温室では、厚みを帯びた桃色の花びらが特徴的なハイドゥン(ベトナム)などが関心を集めていた。

 開会式では小林加津實実行委員長があいさつ。田中幹夫市長、才川昌一市議会議長、橘慶一郎衆院議員、山辺美嗣、武田慎一両県議が祝辞を述べた。

 井口地域では標高差によって多様なツバキが自生し、各家庭の栽培も盛ん。この「ツバキの宝庫」をアピールしようと1991年に椿まつりが始まり、ことしで28回目。北日本新聞社共催。

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