富山湾の春の風物詩、ホタルイカ漁を見学する「ほたるいか海上観光」が24日未明、滑川沖で行われた。営業初日の21日からしけの影響で3日連続の欠航となったため、ようやく初日を迎えた。定置網に掛かったホタルイカの光が観光客を楽しませた。営業は5月6日まで。4月29日までは8年ぶりに2隻体制を取る。
24日午前3時すぎ、国内外からの参加者76人を乗せた観光船2隻が漁船に続いて滑川漁港を出発した。沖合約1・5キロの漁場で漁師が網を引くと、暗闇に青白い光が浮かび上がり、船上から歓声が上がった。漁師はたも網ですくったホタルイカを空中に放るパフォーマンスも見せた。
家族と訪れた大阪府豊中市の会社員、中川由紀子さん(41)は「欠航が続いていたと聞いたので船に乗れてとてもラッキーだった。幻想的な光を楽しめた」と話した。
予約は週末や大型連休は埋まっており、平日は空きがある。料金は大人5千円、小中学生3千円。申し込みは電話076(475)0100。