花見のシーズンに合わせ、越中八尾観光協会(杉山峰夫会長)は14日、桜の名所として知られる城ケ山公園(富山市八尾町諏訪町)で、おわら演舞や、町なか散策のイベントを開催する。同協会は「春ならではの八尾の情緒や伝統文化を楽しんでほしい」としている。
城ケ山公園には、ソメイヨシノのほか、カンザンやギョイコウ、ウコンといった桜約1500本が植えられている。例年、大勢の花見客が訪れ、県の「富山さくらの名所70選」にも選ばれている。
今回、越中八尾観光協会は通年観光の一環として、桜の下でおわらが楽しめる「さくらのおわら」と、ガイドツアー「八尾まちなかサクラウォーク」を初めて企画した。
「さくらのおわら」は、県民謡越中八尾おわら保存会のメンバーが、公園の桜並木の下を流し、舞台踊りを披露する。サクラウォークは、越中八尾観光会館(同市八尾町上新町)を出発し、ガイドを受けながら「日本の道百選」に選ばれた諏訪町通りや、風情ある寺社などを巡り、公園を自由に散策する。当日は同町中心部で「風の盆ステージ」と「なりひら風の市」も開かれる。
「さくらのおわら」は午後3時から、サクラウォークは午前10時半と午後2時半からの計2回行う。サクラウォークは定員に達し次第受け付けを終了する。いずれも無料で、問い合わせは越中八尾観光協会、電話076(454)5138。