社殿そばの説明板を囲み、埴生宮司(左から2人目)から説明を受けるメルヘンガイドのメンバー

社殿そばの説明板を囲み、埴生宮司(左から2人目)から説明を受けるメルヘンガイドのメンバー

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外国人客に対応した説明版設置 小矢部・埴生護国八幡宮

北日本新聞(2018年4月5日)

 外国人観光客に対応するため、小矢部市の埴生護国八幡宮は日本語と英語で記した説明板とパンフレットを新たに作った。説明板は2次元バーコードを使うと、15カ国語での表示に対応する。4日は地元のボランティアガイドグループが境内を訪れ、埴生雅章宮司から説明を聞いた。

 外国人の参拝客が近年目立つようになり、県が昨年度から設けた「美術館・博物館等外国人旅行者受入態勢整備事業補助金」を活用した。

 石段下に神社の由緒、国重要文化財の社殿そばには建物の特長などを日本語と英語で伝える説明板を設置。スマートフォンで2次元バーコードを読み取り、言語を選ぶと内容が示される。日本語や英語、韓国語、フランス語、ベトナム語など15カ国語に対応し、一部言語は音声も流れる。パンフレットは、由緒と社殿についての2種類を計2500部作製した。

 この日は、おやべメルヘンガイドの6人が訪れ、2次元バーコードにスマートフォンをかざして使い方を試した。大沼康子代表は「外国の人たちにも身近に楽しんでもらえる」と便利さを実感した様子。埴生宮司は「文化財として守りながらPRしていきたい」とし、14日には職藝学院(富山市)の上野幸夫教授を招いて社殿の見どころを解説するイベントを開く。

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