二十四節気の一つで万物がすがすがしく輝く時季とされる「清明(せいめい)」の5日、石川県内は高気圧に覆われて朝から晴れた。6月並みまで気温の上がった前日から一転、放射冷却で気温が下がり、七尾の最高気温は前日より12・0度低い9・6度、金沢は9・7度低い13・9度だった。
川北町の手取川沿いからは、雪をいただいた雄大な白山の山並みが見えた。やや肌寒い空気の中、堤防の桜並木を歩く親子やカップルは、白い山に覆いかぶさるように咲き誇る満開の花を眺めて楽しんだ。
午後の県内は前線の影響で曇りとなり、所によって雨が降った。