「日本酒をきっかけに、よこね田んぼの認知度も上がってほしい」と話す上原さん。手前左は試飲用の日本酒を入れた瓶

「日本酒をきっかけに、よこね田んぼの認知度も上がってほしい」と話す上原さん。手前左は試飲用の日本酒を入れた瓶

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「よこね田んぼ」の日本酒完成 14日に飯田で試飲会

信濃毎日新聞(2018年4月7日)

 日本の棚田百選の一つ、飯田市千代の「よこね田んぼ」で栽培されたコメで造った日本酒が完成した。棚田の保全活動とコメのブランド化の一環。市地域おこし協力隊員のグラフィックデザイナー上原祐二さん(45)が、棚田での農作業後に皆で1杯飲めたら楽しいのではないか―と考えついた。14日は試飲会を行い、日本酒の名前を募集する。

 食用米「風さやか」120キロを喜久水酒造(飯田市)に醸造委託。720ミリリットル瓶で300本できた。アルコール度数は15度。香りが高く、すっきりとした味わいという。

 試験醸造のため販売はせず、14日の試飲会で提供し、残りは農家民泊や地域のイベントなどで味わってもらう。今年は300キロの収穫を目標に酒米「たかね錦」を栽培し、風さやかとブレンドするなどして独自の味を探る。

 よこね田んぼは、山の斜面約3ヘクタールに110枚の田が広がる。地元有志の保全委員会が1999年から管理してきたが、高齢化などで委員会だけの運営は厳しい状況だ。昨年はオーナー制度を始め、地区内外の力を借りて保全を進めている。

 協力隊2年目の上原さんはこれまで、新米を入れる袋のパッケージや米粉販売を発案。化粧品開発なども視野に入れ、「もっと多くの人によこね田んぼを知ってもらえるようにしたい」と力が入る。

 試飲会は午後4時から、同市千代の旅館「不動温泉佐和屋」。地元のブランド豚「千代幻豚(げんとん)」や伝統野菜「千代ネギ」を使った料理もあり、参加費は3千円。定員60人。9日までに保全委(電話0265・59・2003)に申し込む。

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