黒部で第九を歌う会(島倉敏夫会長)の「第13回名水の里 第九コンサート」は22日、黒部市国際文化センター・コラーレで開かれる。本番を前にメンバーが14日、富山市呉羽町の市民芸術創造センターで、富山シティフィルハーモニー管弦楽団と合同練習を行い、曲のテンポや表現を確認した。
ことしのコンサートはベートーベンの交響曲第九番とともに、ブラームスの大曲「ドイツ・レクイエム」全7曲のうち3曲を初めて披露する。歌う会は昨年3月から練習を始め、30回以上レッスンをしてきた。
この日の合同練習は、本番でタクトを振る音楽監督の横島勝人さん(神奈川)が指導。「ドイツ・レクイエム」は歌う会、管弦楽団とも初挑戦のため、互いの音を聞き合いながら響きのバランスを確認した。
横島さんは「ベートーベンとブラームスの違いを体感して、興味を持ってもらいたい。全7曲を今後楽しみにしてもらえる仕上がりにしたい」と話した。島倉会長は「非常に難しい曲で緊張しているが、強弱や表現、ハーモニーを楽しんでもらいたい」と意気込んでいる。
コンサートは黒部で第九を歌う会、北日本放送、黒部市国際文化センター、北日本新聞社が主催する。チケットは全席自由2500円(当日500円高)。問い合わせはコラーレ、電話0765(57)1201。