ペンギンを群衆に見立てた作品を展示するグアリノさん(右) =新川文化ホール

ペンギンを群衆に見立てた作品を展示するグアリノさん(右) =新川文化ホール

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野外作品設置始まる 魚津で美術展アートX、28日開幕

北日本新聞(2018年4月15日)

 28日から5月6日まで魚津市の新川文化ホールで開かれる第8回富山国際現代美術展「2018 ART(アート)/X(エクス)/TOYAMA」の野外展示作品の設置が14日、同ホール芝生広場で始まった。同展はことし25周年を迎え、国際色豊かな意欲作が節目を彩る。

 県内に制作拠点を置く作家たちが新しい波を起こそうと、国内外の作家に呼び掛けて1993年に始まった。2002年から4年に1回開いている。今回は国内から40人、海外は10カ国から27人が出品する。

 この日は、グアリノ亜季さん(魚津市)が、モノクロのペンギン約100体を群衆に見立て、現代社会の奇妙な光景に疑問を投げ掛ける作品を設置した。グアリノさんは「風に揺れてどんな表情を見せるか楽しみ」と話した。

 屋外にはこのほか国内外の作家4人が展示し、30日に子どもたちが制作した作品が加わる。

 併催として世界の子どもたちの絵を集めた国際絵画展(28日~5月13日、新川文化ホール)、チャリティー小品展(28日~5月5日、同ホール)、トルコの作家による3人展(5月1~4日、北日本新聞ギャラリー)を行う。5月3日には25周年記念の講演会「表現とは?」を同ホールで開く。

 同展は実行委員会、同ホール主催。北日本新聞社共催。

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