松本城黒門から下ろしたしゃちほこを興味深そうに眺める夫婦

松本城黒門から下ろしたしゃちほこを興味深そうに眺める夫婦

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城門の歴史知ろう 松本城でしゃちほこ展示

信濃毎日新聞(2018年4月15日)

 松本市の松本城太鼓門櫓(やぐら)で14日、城門の一つ「黒門」から下ろした高さ約1メートルの古いしゃちほこ2体などを展示した「いざ参る!松本城の城門」が始まった。年3回ある太鼓門の特別公開に合わせた展示。今回は黒門改修工事が3月に終わったことを踏まえ、城門をテーマに選んだ。

 1999年に太鼓門を復元する際に使った古絵図の写真や、60(昭和35年)の復興工事で建てた黒門が改修されるまでの変遷を追った写真などを展示。黒門に使われた瓦も並べた。

 訪れた家族らは櫓内部の梁(はり)を眺めたり、展示物を写真に収めたりした。札幌市の建築士里谷幸夫さん(72)は「地元の札幌では瓦屋根の家はあまり見掛けないし、ましてお城の瓦を見ることはない」。瓦やしゃちほこに見入り、「昔の人の技術はすごい」と話していた。

 展示は松本市教育委員会松本城管理事務所の主催で、太鼓門の特別公開とともに5月6日まで(午前8時半〜午後5時)。入場無料。

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