弁当の試作品。地元産の食材をふんだんに使ったメニューで東御の魅力をアピールする

弁当の試作品。地元産の食材をふんだんに使ったメニューで東御の魅力をアピールする

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「湯の丸山ごはん」提供へ 東御の食ぎっしり弁当

信濃毎日新聞(2018年4月21日)

 東御市の信州とうみ観光協会が、地元の「湯の丸高原」にちなんだ弁当「湯の丸山ごはん」の開発に取り組んでいる。協会が企画する山登りツアーなどへの参加者や、高地トレーニングで訪れた運動選手らに食べてもらうことを想定。地元の食材をふんだんに使い、食の面でも東御の魅力を印象づける狙いだ。同協会は20日、湯の丸高原で弁当の試食会を開き、地元の宿泊業者らの意見を聞いた。

 弁当は、市内の道の駅を運営する会社「雷電くるみの里」が試作した。道の駅の農産物直売所には、市内の農家が作った新鮮な野菜がそろっているのが強み。弁当には、直売所に並ぶ特産のクルミや白土(はくど)バレイショのほか、フキノトウなどの山菜を使った。

 「ほぼ100%東御市産の食材で作りました」と同社社員の島田学さん(28)。試食会場には市内産の八重原米を使ったおにぎりや、フキみそで味付けしたホエー豚(乳清を飲ませて育てた豚)焼き、山菜の天ぷらなどがずらりと並んだ。参加者たちは「量が多いから持ち運びが大変かも」などと意見を出しながら、工夫を凝らしたメニューを味わった。地元の宿泊業者、楢原聡さん(54)は「これが山の上で食べられたら最高。地元産の山菜の天ぷらは喜ばれると思う」と話した。

 協会は、6月以降のツアー企画で「湯の丸山ごはん」の提供を始める計画。今後、さまざまなメニューの弁当を作っていく考えだ。

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