上田市豊殿地域の地域活性化に取り組むNPO法人「まちもり」は大型連休中、オープンカータイプの軽トラックで地元の「稲倉の棚田」を案内する「棚田アドベンチャーガイド」を初めて行う。28日から5月6日まで毎日運行し、連休以降は土日祝日に実施。秋の稲刈りシーズンまで続ける予定だ。
1970年代に生産されていた4人乗りの軽トラック「バモスホンダ」の中古車を使う。購入費用約100万円のうち20万円余を、インターネットで出資を募る「クラウドファンディング」や寄付で賄った。
ガイドでは、一般車は走れない農道を回りながら、棚田の歴史や魅力を説明。棚田の絶景を楽しむことができる。標高差約60メートルの棚田を一望できる場所など、5カ所のシャッターポイントも案内する。
市の地域おこし協力隊員で、同法人理事長の石井史郎さん(55)は「美しい棚田をもっとたくさんの人に見てほしい。一度乗ったら絶対ファンになる」と話している。
ガイドは午前10時〜午後4時半。1回の定員は3人で所要時間は約25分。費用は1台貸し切りで6千円。予約があれば平日の運行も検討する。問い合わせは同法人(電話0268・75・4808)へ。