力を合わせて大綱を引く津幡・平家軍=津幡町と小矢部市境の倶利伽羅古戦場

力を合わせて大綱を引く津幡・平家軍=津幡町と小矢部市境の倶利伽羅古戦場

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大綱引で源平合戦、津幡が雪辱 歴史国道イベント、小矢部破る

北國新聞(2018年4月23日)

 歴史国道イベント「くりから夢街道ウオーク加賀VS越中源平大綱引き合戦」(同実行委、北國新聞社主催、北陸放送共催)は22日、津幡町と小矢部市を結ぶ旧北陸道や倶利伽羅古戦場で実施された。両市町の住民が源氏軍と平家軍に分かれて行う恒例の大綱引きでは、津幡町が倶利伽羅山開山1300年の節目を勝利で飾り、通算成績を7勝6敗とした。
 大綱引きは山頂の倶利伽羅古戦場「猿ケ馬場」で行われ、平家・平維盛(これもり)軍となった津幡町民、源氏・木曽義仲軍となった小矢部市民各100人が長さ約120メートル、重さ約600キロの紅白の綱を引き合った。
 3本勝負で、1本目は小矢部・源氏軍が制したものの、2、3本目を津幡・平家軍が勝利し、昨年の雪辱を果たした。矢田富郎津幡町長は「何とか勝たせていただいた」と述べた。
 続いて見学者を含めた約300人が加賀・越中の2コースに分かれて歴史国道約5キロを歩いた。津幡側の加賀コースは維盛役の多賀吉一町議会議長(64)、女武者に扮(ふん)したミスつばた白鳥姫の奥村果奈さん(22)が先導した。
 山頂セレモニーでは、実行委員長の山﨑英之津幡町商工会商業観光部長、矢田津幡町長、桜井森夫小矢部市長、福濱方哉(まさや)富山河川国道事務所長が順にあいさつし、両市町が共同で取り組む木曽義仲と巴御前を主人公とした大河ドラマ誘致へ結束を強めた。

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