5月3~5日に七尾市中心部で行われる青柏祭(せいはくさい)に向け、山車(だし)「でか山」を運行する鍛冶町、府中町、魚町の各山町(やまちょう)で22日、でか山の組み立て作業が行われた。鍛冶町、府中町では骨組みの「地山(じやま)」が完成し、魚町も完成目前まで作業を進めた。
鍛冶町の若衆ら約60人は七尾市の大地主(おおとこぬし)神社で作業に臨んだ。長さ約10メートルの柱「だし木」に、はりに当たる「くだん木」をかけ、ロープで固定していった。
鍛冶、魚町では例年、フジのつるを編んだ「藤縄」で山車を組み上げるが、今年はフジのつるが足りなかったため、府中町と同じようにロープを使った。
青柏祭前日となる5月2日は、能登立国と同じ1300年前に創建された大地主神社が、節目をことほぐ慶賀祭を営む。境内にあった「弐ノ鳥居」のくぐり初め式や七尾まだら伝承会によるまだらの奉納なども行われる。