天龍村の地域おこし協力隊員のOB、OGら有志が、5月25日から7月1日までの金、土、日曜日に同村平岡の中井侍地区で「お茶摘みツアー」を開く。農家11軒が協力。生産者らの指導を受けながら、手摘みから手もみによる製茶までを日帰りで体験できる。
2015年から開き4年目。天竜川を望む急傾斜地での茶摘みと農家との交流が人気で、昨年は県内外から最多の146人が参加した。期間中、JR飯田線中井侍駅隣の民家に開設するカフェ「茶(ちゃ)むらい」で、各農家の茶の試飲や購入ができる。販売する茶の袋には、隊員OGの内藤有香さん(32)が色鉛筆などで描いた11軒の農家の茶畑の絵を印刷。11個そろえると、中井侍地区の絵が完成する。
協力隊2年目の福本明花(はるか)さん(23)は「11軒のお茶の味わいがさまざまで面白い」。内藤さんは「ツアーを通じ、訪れた人が農家と交流することで、栽培の継承につながる仕組みも考えたい」と話す。
ツアーは各日午前10時からで、中井侍駅に集合する。弁当代込みで大人5千円、小学生2千円。4人以上なら、平日も相談に応じる。申し込みは5日前までに内藤さん(電話0260・32・2158、メールtsumemogaki@gmail.com)へ。