丁寧に絵付けされた五箇山和紙の金太郎人形=南砺市相倉

丁寧に絵付けされた五箇山和紙の金太郎人形=南砺市相倉

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健やかな成長願い五月人形作り 五箇山和紙

北日本新聞(2018年4月26日)

 5月5日の端午の節句を前に、南砺市下梨(平)の農事組合法人「五箇山和紙」が金太郎などをモチーフに素朴で愛らしい五月人形を作っている。

 紙塑(しそ)民芸品と呼ばれる人形で、きねでついて粘土状にした和紙を成形し、色和紙を貼って丁寧に絵付けをする。

 絵付けは伝統工芸士の前崎真也代表(58)が担当しており、五箇山和紙が同市相倉(同)の合掌造り集落で運営する「和紙漉(す)き体験館」で作業をしている。前崎代表は「子どもの健やかな成長を願い筆を入れている。手に取って素朴な風合いを感じてほしい」と話す。

 五月人形の問い合わせは五箇山和紙、電話0763(66)2016。

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