のとじま臨海公園水族館(七尾市)の回遊水槽「のと海遊(かいゆう)回廊」のオープン記念式典は27日、七尾市の同館で行われ、関係者が、海中を歩いているような雰囲気が楽しめる新施設の誘客効果に期待した。
谷本正憲知事が「能登の里海の素晴らしさを広め、多くの人を呼び込んでほしい」とあいさつした。作野広昭県議会議長、不嶋豊和七尾市長が順に祝辞を述べ、のとじま保育園の年長児が歌を披露した。テープカットの後、関係者が回遊水槽を見学した。
回遊水槽は1周約40メートルで、水槽内を見やすくするため柱を極力小さくしてブリやマダイ、マアジなど近海の魚を展示している。魚群をさまざまな角度から見られるように水槽の一部をくぼませた「観察ドーム」を設けた。