カフェや雑貨を扱う店に生まれ変わり、オープン初日からにぎわう「テンリュウ堂」=27日

カフェや雑貨を扱う店に生まれ変わり、オープン初日からにぎわう「テンリュウ堂」=27日

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老舗土産物店リニューアル 飯田・天竜峡

信濃毎日新聞(2018年4月28日)

 飯田市の名勝・天竜峡近くにある開業80年余の土産物店「天竜堂」が、カフェや雑貨販売などの複合店舗「テンリュウ堂」に生まれ変わり、27日、オープンした。市内の有志が昨年7月に設立した一般社団法人「空き家人情プロジェクト」の再生事業第1弾。一帯の活性化に向けて、地元に期待が広がっている。

 木造2階建ての1階部分約100平方メートルを改修。調理場や菓子工房、約20席分の客席、物販エリアを設けた。市内で飲食店など4店舗を経営する「松沢」と、カフェ併設の美容室「サブリエ」を営む矢沢啓史(ひろふみ)さん(36)、えりさん夫妻がランチや手作り菓子を販売する。

 物販エリアには現在、地元産ハーブなどを置いており、出品希望者を随時受け入れる。土なしで栽培できる「チランジア」を28日まで販売する豊丘村の壬生佑奈さん(31)は「和気あいあいとした雰囲気が良く、今後も出品したい」。地元区長の関谷藤吉さん(67)は「今までなかった雰囲気。大いににぎわってほしい」と期待する。

 同法人は、経営者の高齢化などで営業が難しくなった店舗などを若い世代に引き継ぐ事業を展開。天竜峡一帯ではゲストハウス(簡易宿泊施設)開業なども構想する。松沢取締役で同法人理事の折山尚美さん(47)は「訪れた人が、古くからの店と新しい店を回遊してにぎわいが生まれるといい」と話していた。

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