延伸開通し、多くの車が行き交う中部横断道=28日午後6時34分、佐久市の佐久臼田インター

延伸開通し、多くの車が行き交う中部横断道=28日午後6時34分、佐久市の佐久臼田インター

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中部横断道 佐久南―八千穂高原IC開通

信濃毎日新聞(2018年4月29日)

 小諸市と静岡市を結ぶ中部横断道のうち、佐久南インター(IC、佐久市)―八千穂高原IC(南佐久郡佐久穂町)間14・6キロが28日午後6時、開通した。南佐久郡を通る初めての高速道路で、両IC間を約15分で結ぶ。初日は開通から間もなく利用者が相次ぎ、一時渋滞が発生した。
 中部横断道は佐久小諸ジャンクション(JCT、小諸市)と新清水JCT(静岡市)を中央道を経由して結ぶ全長約132キロ。2011年に佐久小諸JCT―佐久南IC間7・8キロが開通し、県内開通区間は八千穂高原ICまでを含め計22・4キロとなった。
 この日は、新設の佐久臼田IC(佐久市)近くの会場で式典があり、国土交通省の石川雄一道路局長は「今回の開通で八千穂高原など観光地のアクセスが向上し、地域活性化が期待される」とし、「一日も早い全線開通に取り組む」と強調。八千穂高原IC―長坂JCT(仮称、山梨県北杜市)間約34キロは未着工の「基本計画区間」で、阿部守一知事や県選出国会議員も整備促進に意欲を示した。式典に続いて、地元住民らが佐久臼田ICで通り初めをした。
 佐久南―八千穂高原IC間の整備は国が04年に事業化。事業費約852億円の4分の3を国、4分の1を県が負担した。新設ICは八千穂高原と佐久臼田に加え佐久穂(佐久穂町)の計3カ所。渋滞が頻発する国道141号の西側をおおむね並走し、国は約15分の時間短縮を見込む。制限時速は70キロで、通行無料。

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