3基並んだ曳山の舞台で熱演する児童たち=砺波市本町

3基並んだ曳山の舞台で熱演する児童たち=砺波市本町

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情感豊かに堂々演技 砺波で出町子供歌舞伎曳山祭

北日本新聞(2018年4月30日)

 県指定無形民俗文化財「出町子供歌舞伎曳山(ひきやま)祭」が29日、砺波市中心部で始まり、地元の出町小学校の児童7人が華やかな衣装を身に付け、情感豊かに演技を披露した。30日まで。

 祭りは、出町神明宮の春季祭礼に合わせて毎年行われ、東、中町、西町の3町が持ち回りで曳山を出して奉納する。今回の当番町は東で、本能寺の変を題材にした「絵本太功記十段目 尼ケ崎之段」と、ユーモアある舞踊劇「釣女(つりおんな)」を披露した。

 水溜夏菜(かな)さん(出町小6年)、豊吉宙大(とよし・すかい)君、本江音(おと)君(同5年)、稲垣耶夢(やゆ)さん、水木ゆめさん、大城舞さん(同4年)、松村紘杜(ひろと)君(同3年)が出演。7人は出町神明宮で絵本太功記を奉納した後、5カ所で上演した。児童が堂々と演技すると、観衆からは大きな拍手が送られた。3町の曳山がそろう「三町揃い曳き」には大勢の人が集まった。

 30日は5カ所で上演する予定。3日は市文化会館で、チューリップフェア特別公演を行う。

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