劇団員や地元住民が商人、町人にふんして戦国時代を演出する「戦国城下町生活再現」=福井県福井市の一乗谷朝倉氏遺跡復原町並

劇団員や地元住民が商人、町人にふんして戦国時代を演出する「戦国城下町生活再現」=福井県福井市の一乗谷朝倉氏遺跡復原町並

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戦国城下町の暮らし体感 一乗谷朝倉氏遺跡

福井新聞(2018年5月2日)

 福井県福井市の一乗谷朝倉氏遺跡復原町並で4月28日、戦国時代の城下町のにぎわい空間を体感できる催し「戦国城下町生活再現」が始まった。県内の劇団員らがふんする商人、町人、武士が当時の日常を演じ、観光客を出迎えた。春の陣は5月13日まで、秋の陣は9月15日から10月14日までの土日祝日に行われる。

 同遺跡活用推進協議会が3年前から毎年企画している。県演劇連盟所属の劇団員が寸劇を披露し、さまざまな身分の人々が共に暮らす城下町の日常をコミカルに紹介。当時、売買されていた野菜や越前焼なども販売した。衣装の着付け体験、武士役との朝倉将棋対局、現在の将棋では失われた幻の駒「酔象」を作る体験もあった。

 観光客は劇に見入ったり、一緒に写真を撮ったり、露店の野菜を購入したりして楽しんだ。千葉県から夫婦で訪れた男性(64)は「寸劇や見学を通して歴史の深みを感じ取ることができた」と満足げだった。

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