小木とも旗祭りは2日、能登町小木の小木港で2日間の日程で始まり、巨大なのぼり旗を掲げた伝馬船が港内を巡航し、昨年の水揚げ量が落ち込んだ中型イカ釣り船団の大漁と航海の安全を願った。
祭りは午前5時ごろ、全9町内会ごとに伝馬船に高さ約20メートル、幅約2メートルののぼりや吹き流し、短冊を立てる「とも旗起こし」で幕を開けた。全9隻の準備が整うと、大漁旗を掲げた漁船が伝馬船を引っ張り、小木港内を巡航した。下濱町内会のとも旗制作に取り組んだ小木中と柳田中の3年生39人も参加した。
3日は、午後3時半から中型イカ釣り船1隻を先頭に、神輿(みこし)を載せた御座船と伝馬船9隻が連なって、海上パレードを繰り広げる。