小松市産の春トマトの出荷が7日始まり、JA小松市野菜集出荷場に農家がみずみずしいトマトを運び込んだ。選果し、箱詰めされた約1・2トンが、県内産地のトップを切って市場に送られた。8日昼にも店頭に並ぶ。
大雪の影響で市内では園芸用ハウス200棟が損壊し、トマトの作付面積が減ったため、総出荷量は昨年より70トン少ない約800トンを見込む。
同JAなどによると、市内では農家42軒が「桃太郎はるか」を中心に栽培し、北陸三県最大の生産量を誇る。出荷の開始時期は例年並みだが、生育はやや遅れており、初日の数量は昨年の半分となった。大雪による苗植えの遅れや出荷前の低温が影響した。