高岡ホテルでランチを楽しむ親子ら。子ども連れでも気兼ねなく食事できるよう改装した

高岡ホテルでランチを楽しむ親子ら。子ども連れでも気兼ねなく食事できるよう改装した

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明治の風情、老舗でランチ 高岡ホテル、お昼も営業

北日本新聞(2018年5月11日)

 創業110年余りの老舗、高岡ホテル(高岡市本町)は子ども連れに利用してもらおうと、4月からランチの営業を始めた。日本庭園の見えるロビーに畳の空間とキッズスペースを設け、大人と子ども向けのメニューを提供。「小さい子と一緒でも気兼ねせずゆっくりできる」と好評だ。

 高岡ホテルは1905(明治38)年創業とされ、多くの著名人が料理旅館として利用。8年ほど前から宿泊部門を廃止し、法事や宴会、仕出し弁当など、予約を受けて料亭の味を提供してきた。

 ランチ営業を発案したのは、若女将(おかみ)の深田麻衣子さん(33)。同ホテルは「敷居が高くて入りづらい」という声を聞いており、自身も2人の幼い子を持つことから「子どももお母さんも地域のおばあちゃんも、みんなが楽しく過ごせる場所になれば」と考えた。

 ランチは肉メイン、魚メインの2種類あり1200円。「授乳中の母親はおなかがすくから」と量を多めにした。子ども向けは500円とした。

 明治の風情が漂うロビーを改装して畳とソファ席を設け、おもちゃを並べたキッズスペースもつくった。館内にはベビーベッド、おむつ交換所も用意。女将の加代さん(70)は「ママたちに心地よく過ごしてもらえたらうれしい」と話している。

 ランチは平日のみで午前11時半~午後3時。問い合わせは同ホテル、電話0766(21)1603。

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