小松市のお旅まつりは2日目の12日、JR小松駅前でメイン行事の曳山(ひきやま)八基曳(ひき)揃(ぞろ)えが行われ、小松の町衆文化を象徴する豪華な曳山が勢ぞろいした。ライトアップが曳山の輝きを引き立て、曳山子供歌舞伎の上演は大勢の観衆を魅了した。
八基曳揃えは小松駅前に公立小松大が開学したことを記念し、例年の細工町交差点から会場を移した。駅前での曳揃えは8年ぶりとなった。曳山の上では、当番町の寺町、八日市町の子供役者が歌舞伎を情緒たっぷりに演じ、来場者から盛大な拍手が送られた。
式典では福島利雄曳山八基曳揃え実行委員長、谷本正憲知事、佐々木紀衆院議員、宮川吉男市議会議長、和田慎司市長が順にあいさつした。
市によると、八基曳揃えの観客数は前年比約1千人増の約2万人だった。お旅まつりは最終日の13日、寺町と八日市町の曳山子供歌舞伎が各町で上演される。