浅間山(2568メートル)の山開きが12日、小諸市の天狗温泉浅間山荘前で開かれた。県内外の約350人が参加。太鼓演奏に見送られながら、記念登山に向かった。
浅間山は噴火警戒レベル2が続いており、火口から約2キロ以内は立ち入りを規制。登山者は規制区域に近い「賽(さい)の河原」に到着すると目前にそびえる前掛山(まえかけやま)(2524メートル)を仰ぎ、写真撮影などを楽しんだ。初めて浅間山に登ったさいたま市の会社員古賀由希子さん(51)は「新緑がきれい。これをきっかけにいろいろな季節の浅間山に登りたい」と話した。
今年は登山者がスマートフォンで登山届を提出したり、位置情報を受け取ったりできる「MAPS(登山者自動位置確認システム)」の実証実験もあった。