松川町は、リンゴの発泡性果実酒「シードル」を販売する農家などをまとめたガイドブックを発行した。広域的にシードルを盛り上げていこうと、町内に限らず伊那谷に構える醸造所も併せて紹介。ガイドブックを手に各リンゴ農家を回り、味の違いを楽しんでほしいと期待している。
A5判12ページで全てカラー。松川町を中心にリンゴ農家やシードル醸造業者など計17事業者を紹介し、地図に落とし込んだ。各農家で収穫したリンゴを使ったシードルの味わいは個性豊か。「品質へのあくなき探求から生まれる無二の味」「個性が光る成熟した大人のためのシードル」などと、それぞれの農家にキャッチコピーを付けた。シードルになじみの薄い観光客向けに原料や作り方も載せている。
同町の一般社団法人「南信州まつかわ観光まちづくりセンター」専務理事の片桐雅彦さん(51)は「ガイドブックを見て自分好みのシードルを探してほしい」とPR。1万部発行し、町内の観光案内所やリンゴ農園に置いている。