第32回九頭竜新緑まつり(福井県大野市、九頭竜まつり実行委員会主催、市観光協会、福井新聞社共催)が19、20の両日、同市角野の九頭竜国民休養地で開かれる。美しい緑に囲まれた会場で旬の味覚が一堂に集まるほか、スポーツクライミングや木工、自然体験など多彩な催しを楽しめる。
例年人気を集める「新緑市場」には市内19店が出店する。旬を迎えた山菜や特産品のサトイモ、新鮮野菜、地酒など大自然が育んだ大野の味覚が勢ぞろい。山菜天ぷら、手打ちそばなどその場で味わえる地元グルメも多く並ぶ。近隣市町の自慢の味を紹介する「交流市場」には鯖江、越前の両市が参加する。
マイタケやシシ肉を煮込んだ「振る舞い鍋」は、両日ともに午前11時15分ごろから。各日600食を提供し、無くなり次第終了する。
ことしは福井しあわせ元気国体・大会にちなみ、スポーツクライミングを体験できる高さ約6メートルの壁が登場。そのほか県産材を使った木工体験や和太鼓、ダンスのステージ発表など家族そろって楽しめる。
会場周辺の市和泉郷土資料館と笛資料館は、両日ともに入場無料。昨秋オープンした市化石発掘体験センター「ホロッサ」は20日のみ体験無料となる。長野発電所の見学ツアーもある。
まつりは両日午前9時~午後4時。期間中はJR九頭竜湖駅から会場までの無料シャトルバスを運行する。問い合わせは市観光振興室内の九頭竜まつり実行委=電話0779(66)1111。