北アルプスを望む安曇野市豊科近代美術館の庭園で、500種類計千本ほどのバラが見頃を迎えた。26日には恒例の「バラ祭り」が開幕し、6月3日までの期間中、苗の販売やコンサートなどが行われる予定。祭りの初日は隣接する市役所周辺で安曇野の水を飲料製品でPRする「第3回安曇野ドリンクフェスタ」もあり、相乗効果で地域の魅力をアピールする。
美術館によると、見頃は例年より1週間ほど早い。青空が広がった22日は赤や白、黄色の花を楽しむ家族らでにぎわった。神奈川県横須賀市の主婦山崎容子さん(64)は「とてもきれい」とうっとり。
26、27日は午前9時からバラの苗を販売し、子どもの写真撮影用にドレスや王冠を無料で貸す。6月2日午後2時からはバイオリンやピアノのコンサートを同館多目的ホールで開く(入館料が必要)。
酒造会社関係者らでつくる実行委員会が開くドリンクフェスタは26日午前10時から。22団体がブースを設け、地元の水を使った各種飲み物などを販売する。