坂城町中之条のさかき千曲川バラ公園では26日から始まる「第13回ばら祭り」に向け、バラを管理する町民らの団体「薔薇人(バラード)の会」の作業が熱を帯びている。今年は暖かい日が続き、バラの見頃は昨年より7日ほど早く、現在四分咲き。鈴木俊男会長(80)は「祭り期間中はずっと楽しんでもらえそうだ」と期待する。
バラは2ヘクタール余の公園に330品種2300株が植えられている。同会が年間を通じて草取りや枝切りなどをしており、ばら祭りに向け、会員有志がほぼ毎日、雑草の生え具合を調べたり、枯れつつある花を他の花の生育を促すために切り取ったりしている。
公園内を一望できる展望台からは白や赤、オレンジといった色とりどりの花が一帯を彩っている様子が楽しめ、バラの香りが園内に満ちている。公園内は自由に入ることができ、「きれいな花とバラの良い香りがする」と話しながら園内を散策する人の姿も。祭りを主催する実行委員会の臼井勝男委員長(82)は「イベントと合わせ、自然に囲まれた公園でバラを楽しんでほしい」と呼び掛けている。
午前9時〜午後4時(土日は午前8時半から)。入場無料で、駐車場は協力金1台300円。公園まで無料シャトルバスを運行する。問い合わせは実行委事務局の町建設課(電話0268・82・3111)へ。