開通に向けて重機で除雪作業が進む県道乗鞍岳線=25日午前11時2分、松本市安曇(小型無人機で撮影)

開通に向けて重機で除雪作業が進む県道乗鞍岳線=25日午前11時2分、松本市安曇(小型無人機で撮影)

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遅い春、道路掘り出す 県道乗鞍岳線7月全線開通

信濃毎日新聞(2018年5月26日)

 県松本建設事務所は25日、冬季閉鎖中で北アルプス乗鞍岳に通じる県道乗鞍岳線(松本市安曇)の除雪作業を報道機関に公開した。岐阜県境から2キロほど松本市側に下った標高約2600メートルの除雪地点には6〜7メートルほどの積雪があり、重機で掘り下げた後、除雪車で道路を掘り出す作業が行われた。

 この日、松本の観測地点では午後1時前に最高気温30・5度を記録する真夏日となったが、除雪地点の気温は昼すぎでも10度前後。関係機関の許可を受け、作業の様子を小型無人機ドローンで撮影すると、上空からは表面が茶色がかった雪の上にかき出された真っ白な雪が筋状に浮かぶように見え、徐々に路面が姿を現していった。

 全線開通は7月1日(開通後はマイカー規制)。作業した重機オペレーターの筒木栄彦さん(54)は「記憶と勘を頼りに道路を掘り出すのは難しい」と話していた。

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