上田市菅平高原で合宿中のラグビー・イタリア代表チームが28日、同高原のサニアパーク菅平で練習を公開した。練習後は地元の菅平小の児童や菅平中の生徒と綱引きやラグビー体験で触れ合い、標高約1300メートルの高原に交流の輪が広がった。
選手31人とチームスタッフ14人は26日に到着し、本格的な練習は28日が初めて。選手らはリラックスした様子でグラウンドに立ち、軽い運動をこなした後、スピード感あふれる戦術練習を繰り返した。
その後、児童生徒約50人がグラウンドに入り、選手らと綱引きをしたり、ラグビーボールのパスをしたりして楽しんだ。イタリア代表ヘッドコーチのコナー・オシェイさんは菅平の印象について「気候、設備、人々のホスピタリティーともパーフェクト」と語った。
2019年ラグビー・ワールドカップ(W杯)日本大会に出場するイタリア代表は今年と来年、菅平高原で事前キャンプを実施。今回は6月3日まで滞在し、2日は長野市の長野Uスタジアムでヤマハ発動機と国際親善試合を行う。