雪の壁の間を試運転する「春山バス」

雪の壁の間を試運転する「春山バス」

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雪壁の観光、大雪渓まで 乗鞍岳春山バス区間延伸

信濃毎日新聞(2018年5月31日)

 北アルプス乗鞍岳に続く県道乗鞍岳線で除雪が進み、松本市やアルピコ交通(松本市)などが走らせる乗鞍岳春山バスの運行区間が31日、標高約2600メートルのバス停「大雪渓・肩の小屋口」まで延びる。30日は市やのりくら観光協会の関係者ら約20人が試運転のバスに乗り込み、道路の安全を確認した。

 春山バスは、標高約1500メートルの乗鞍高原観光センターと大雪渓・肩の小屋口を結ぶ。今季は4月28日に運行を開始。これまでは県道に雪が残り、同2350メートルの位ケ原(くらいがはら)山荘までを往復していた。6月30日まで1日5便(6月24日を除く)を走らせる。

 30日の試運転では、小雨の中、関係者は所々でバスを降りて、高さ約7メートルの雪壁の間を歩いたり、記念撮影をしたり。雪の壁から壁にライチョウが飛ぶ姿を目撃した人もいた。大雪渓・肩の小屋口のバス停付近では、訪れる観光客にトイレを安全に使ってもらおうと、市職員が除雪作業を進めていた。

 のりくら観光協会の福島真会長(66)は「今年は若干雪が少ないが、新緑と残雪の美しさが魅力」と話していた。料金は大人往復2500円。

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