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辰野のホタル、6月12日前後にピーク 祭りを前に予想発表

信濃毎日新聞(2018年5月31日)

 ゲンジボタルの名所・松尾峡がある辰野町は30日、今年のホタルの発生数の予想(概数)をまとめた。6月4日から目立ち始め、12日前後に6千匹を超えてピークになる見通し=グラフ。例年より10日ほど早く、16〜24日の「第70回信州辰野ほたる祭り」の期間中は、前半が特に多く見られそう―としている。

 4月5日〜5月11日に水路から上陸した幼虫を数えた。幼虫は地中に潜ってさなぎになるため、地面が軟らかい雨の日に多く上陸する。4月11日に最多の約5千匹を確認。千匹以上の上陸が例年より10日ほど早く、成虫発生も例年より早いと予想した。

 昨年は、ピークの6月14日に2万匹以上が発生。町がゲンジボタルの発生数を集計し始めた1989(平成元)年以降で最多だった。大量発生の翌年は、餌になるカワニナが減って幼虫が育たないとされるため、町は役場に水槽を置いてカワニナを育てるなどしてきた。

 町産業振興課は発生数は例年並みとし、「乱舞を楽しんでほしい」としている。

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