福井の食ブランドを一堂に集めた「おいしいふくい大博覧会」は5月30日、福井市の西武福井店で始まった。「プレミアム福井」をテーマに、市内の飲食店など25事業者が自慢の肉グルメやスイーツを販売している。6月4日まで。
福井の食の豊かさを広く知ってもらおうと、市と同店が昨年に続いて開いた。
肉料理は若狭牛のステーキやしぐれ煮をご飯に載せたお膳、肉ずし、チーズタッカルビなどがずらり。調理を実演する店も多く、会場にはおいしそうな香りが漂った。新ブランド「福地鶏(ふくじどり)」の卵を使った洋食プレート、牛すじやこんにゃくをしょうゆで炊いた総菜なども並んだ。
スイーツは、メロンを羽二重餅で包んだ大福やマンゴーをふんだんに使ったパフェなどを用意。4店のあべかわ餅を食べ比べられるコーナーや豊富な具材のコッペパンも人気を集めていた。
食材や技術、文化、歴史などの観点で福井らしい加工食品を市が認定する「ふくいの恵み」を集めたコーナーもあり、ふくいサーモンのスモークジャーキーや豚肉のみそ漬けが販売されていた。
買い物帰りに友人と訪れた大野市の女性(61)は「福井の食をいろいろ楽しめるのがいい。若狭牛は軟らかくておいしかった」と話していた。